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ライフスタイルに合わせた熱中症予防が大切
夏が近づくたびに話題になる熱中症。
もう熱中症のことはバッチリ、と言う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、熱中症は意外に複雑ですので、この機会に改めて正しい知識を学んでみましょう。
熱中症と一言に言いましても、実はライフスタイルによって、予防の方法も様々です。
まず、多くの方がイメージされるのが運動時に起こる熱中症ではないでしょうか。
実はこのタイプの熱中症で最も起こりやすいのが、部活動を行う１０代の学生です。特に野球部では、死亡事故などの深刻なケースも起こっています。
この様な重大な事故を起こさないためにもしっかりと対策を行う必要があります。
まず、なるべく涼しい時間帯を選らんで、運動を行い、こまめに休憩を入れる事が重要です。
そして、汗として失われた水分を、水と塩分（ナトリウム）でしっかりと補ってあげましょう。
次に、最近増加しているのが、建設現場などでの熱中症です。
熱中症が起こる大きな要因の一つに、身体が暑さに慣れる前に、身体的負担の大きな作業を行う事が挙げられます。
私たちの身体が暑さに慣れるまでには一週間ほどかかります。
この期間を暑熱順化期間と言い、この間に少しずつ負荷を増やしていくことが大切です。
最後に、室内で起こる熱中症があります。
このタイプの熱中症は普段自宅にいることが多い高齢者によく起こります。
高齢者の方はのどの渇きを感じにくくなっていたり、体温調節が上手くできなかったりする場合が多いので、意識して水分を補給しなくてはいけません。
また、緑茶やアルコールには利尿作用があるので、水分補給には適していません。
