暮らしに役立つ情報を発信いたします。
ご存知の方も多いかと思いますが、免疫とは私たちの周りに存在するたくさんのウイルスや、私たちの体内にできた有害な細胞から私たちを守ってくれる自己防衛機能のことです。
ここでは、この免疫と運動の関わりについて見ていきます。
強靭な肉体を持つスポーツ選手が、実は私たちよりも免疫力が弱く、風邪などを引きやすいことを知っていますか?
彼らのように日々過酷なトレーニングを行うと、筋肉がダメージを受け、腫れや炎症が起こります。
しかし、この状態が継続されてくると、身体が自ら免疫を抑えて、炎症反応を起こさせないようにします。
したがって、彼らの免疫力は弱まり、風邪などの感染症にかかりやすくなってしまいます。
アスリートたちが実践するような、激しい運動が免疫力を抑えるのに対して、適度な運動は免疫力を高めることが分かっています。
運動の中でも、ジョギングなどの有酸素運動が特に効果があります。
最近注目されているナチュラルキラー(NK)細胞は、代表的な免疫細胞で、血液の中を常にパトロールして回り、ガン細胞などの異常な細胞を見つけると、殺して、私たちの身体を守ってくれます。
この免疫の要とも言えるナチュラルキラー(NK)細胞は有酸素運動を行うことによって活性化することができるのです。
さらに、軽い筋力トレーニングを行うことによって、筋力量が増えて、基礎代謝が上がります。
そうすれば、体温があがり、免疫力アップにもつながります。